桐朋女子中・高等学校には国際教育センターという機関があります。業務としては「本校への入学を希望する帰国生の受験相談から入学後までのサポート」「在学中に留学を希望したり、卒業後に海外の大学への進学を希望したりする生徒へのカウンセリングや様々な支援」「外国語会話教室や海外研修、セミナーなどの運営」などがあり、生徒が世界に視野を広げられるような機会を、積極的に提供するよう努めています。
帰国生の受け入れ桐朋女子が初めて帰国生を受け入れたのは1959年。以来現在まで数多くの帰国生が入学し卒業していきました。2024年3月現在、25カ国からの帰国生が学んでいます。国際教育センターは帰国生の受け入れをスムーズにする役割を担っており、安心して入学していただけるよう、ご帰国にあたっての不安や疑問にお答えし、入学試験や転入学・編入学試験に関するご案内も丁寧に行います。入学後は、帰国生が生活環境や学習内容の変化に少しずつ馴染んでいけるような様々なサポート体制を整えています。 留学や海外進学希望者の相談窓口桐朋女子では、一定の条件を満たした高校生が公的機関等を通して留学する場合、法令の定める範囲内で留学の単位を認め、生徒は学年を下りることなく卒業することが可能です。多くのものを吸収できる高校時代に海外で学ぶことは、その生徒の将来にとって貴重な経験となりますが、日本を離れて生活することから生じる問題など、留学することを決める前にしっかり理解しておかなくてはいけない事柄もあります。国際教育センターでは留学を希望する生徒一人ひとりと時間をかけて面談し、生徒の希望進路、性格などしっかり把握した上でのアドバイスをしています。 外国語会話教室や異文化理解プログラムの実施国際教育センターでは、生徒が世界に視野を広げられるような機会を、積極的に設け提供しています。外国語会話教室としては「帰国生対象外国語会話教室」(英語・フランス語・ドイツ語)、「英会話教室」を設置し、生徒たちは原則毎週1度放課後に、ネイティブの教員が担当する授業を受けることができます。また、夏季休暇中には宿泊型の「I.S.C.(異文化サマーキャンプ)」を実施しており、英語プレゼンテーションのスキルを身につけ、ネイティブの講師や留学生との交流を通して異文化理解について学びます。2023年度の夏休みから、豪州・シンガポール研修を開始しました。 | ||