帰国生が安心して入学していただけるよう、不安や疑問にお答えし、入学試験や転・編入学試験に関するご案内を丁寧に行っています。入学後は、生活環境や学習内容の変化に少しずつ馴染んでいけるようなさまざまなサポート体制を整えています。
海外の滞在記録や生活体験、学校歴などを記入する「帰国生カード」。これを見て、教員は学校生活で何を補い、どのようなことに配慮すればよいかなどを考慮することができます。 |
帰国生の英語力をさらに伸ばすため、希望制の「英語特別授業」が設置され、本校のアメリカ人専任講師が英語圏の同学年レベルの教材を用いた授業を行っています。英語力の違いを考慮して可能な限り個別の課題を出すことで、全員にとって有意義な時間になることを心がけています。この授業には英語圏の現地校や国際校などで過ごしてきた多くの生徒が参加しています。活発な発言が飛び交い、生徒たちからは「楽しい!」という声が聞かれます。 |
海外で苦労して身につけてきた語学力も、日本に帰ってくると日常生活の中ではなかなか使う機会がありません。放課後に行われる外国語会話教室(英語・フランス語・ドイツ語)では、帰国生が思う存分自分が身につけてきた言語で話すことができます。
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海外で勉強できなかったことを補うため、帰国したばかりの生徒を対象に補習授業「リソ講座」を行っています。なるべく少人数で授業を行い、海外滞在期間や滞在国、勉強内容に合わせるようにしています。多くの生徒が必要としている国語と数学の授業を中心に行いますが、それ以外の教科で補習が必要なときには臨機応変に対応します。 |
海外で経験したことについて帰国生が書いた作文集『帰国生の眼』。これは、一般の生徒たちにとってたいへん興味深いもので、帰国した仲間を知るためのよい材料となってきました。毎年何人かの作文は学校の機関誌『桐朋教育』にも掲載され、異文化に関心を持つ多くの生徒たちにとって大事な情報源にもなっています。これらの作文は、年度毎に製本され、『帰国生の眼』という金の背文字が押されて、図書館に収められています。 |