2026年度始業式 喜びの言葉
- 全校
4月7日(火)に行われた始業式での、中学新入生代表の「喜びの言葉」を全文紹介します。
先生方、先輩方、お早うございます。はじめまして。
私たち第八十八期、赤の学年137名は昨日入学式を終え、この学校に入学できたことをとても嬉しく誇りに思います。歴史あるこの学校に私たちを温かく迎えてくださった先生方、そして先輩方に感謝の気持ちでいっぱいです。
さて皆さんは「赤色」と聞いて、どのようなイメージを持たれますか。情熱・エネルギー・力強さといった印象を持つ方が多いのではないでしょうか。私にとって、赤という色はとても思い出深い色です。小学校六年生の運動会では、赤組の旗を掲げて選手団長を務めました。大きな旗を振り、仲間と声を掛け合いながら一つの目標に向かって突き進んだあの熱い時間は、私にとってかけがえのない財産です。そのため、世界一の体育祭が催されるこの桐朋女子での六年間を再びこの「赤」という色と共に歩んでいけることに、不思議な縁と喜びを感じています。
赤という色は古くから情熱やエネルギーの象徴とされてきました。私の大好きな本『レ・ミゼラブル』の中にも、印象的な「赤」が登場します。物語の中で理想の未来を信じて立ち上がったアンジョルラスたちが掲げたのが「赤旗」でした。彼らにとっての赤はただ与えられた道を歩むのではなく、より良い未来を自分たちの手で作り出そうとする「強い意志」と「あきらめない情熱」を象徴する色だったのだと思います。それはまさに桐朋女子中学校が大切にしている「自ら考え、主体的に行動して未来を切り拓く力」につながると考えています。私はこの六年間で自分から課題を見つけて解決へと踏み出せる、創造力豊かな人へと成長していきたいです。
今日から始まる私たちの桐朋女子での生活は、共学から女子校へ、そして最高学年から再び一年生へ、とすべてが新しい環境です。新しい環境には不安な気持ちもありますが、不安も含めて楽しんでいきたいと思っています。そして中学校での勉強は、より専門的で難しくなります。時には自分の力不足に落ち込んだり、正解のない問いを前にどうすればいいか悩んだりすることもあるでしょう。それでも自分の限界を自分で決めず、目の前のことに全力でぶつかり、将来の土台となる本質的な学力を身につけていきたいです。先生方、私たちはまだ歩き出したばかりで戸惑うことも多いかと思いますが、よろしくお願いします。
学校行事は、今月行われる「武蔵野巡検」や五月の「体育祭」、そして「桐朋祭」や「ミュージックフェスティバル」など、仲間とともに悩み、考え、困難を乗り越えながら目標へと向かってゆく活動が数多くあり、とても楽しみにしています。異なる個性や価値観を持った仲間と関わる中で、時には意見がぶつかることもあるかもしれません。しかしそんな時こそ「ことばの力」を大切にし、対話を通して新しい視点を得ることで、自分の可能性を大きく広げていきたいと考えています。
また、文化祭を訪れた際、案内してくださった先輩方の優しく、そして凛とした姿に心を打たれました。憧れの先輩方と行事やクラブ活動を通じて全力で打ち込める日々を、今から楽しみにしています。先輩方、よろしくお願いします。
「赤」は情熱・力強さを象徴しています。そのような学年色の通り、私たち一人ひとりが心の中に情熱の火を灯し、何事にも全力で、そして粘り強く立ち向かい、日々切磋琢磨することで成長していきたいと思っています。 先生方、先輩方、これからどうぞよろしくお願いいたします。




