桐朋女子ピックアップ一覧
中学バレー部 私学大会【1,2年生の部】準優勝 【3年生の部】第3位
- 部活動
中学バレーボール部は、12月末に行われた第9ブロック私学大会に出場し、【1,2年生の部】では準優勝、【3年生の部】では第3位となることができました!
1,2年生の部は、決勝まで毎試合、得失点差にもつれる接戦でしたが、最後まであきらめずよく戦ってくれました。どんな1点もあきらめずつないでいくということを積み重ねた結果、賞状という形で成果が出たので、自信に繋がったのではないでしょうか。決勝では悔しい敗戦でしたが、今後の良い目標ですね。
3年生の部も、初戦を接戦ながらも制することができたのは、大きな進歩です。中3が出場できる大会は少なかったものの、最後にこういった形で成果が出せたのは、とても良かったと思います。引き続き、高校生になってもこの経験を糧にステップアップしていきましょう。
2024年も引き続き、”応援されるチーム”であるために、自分は何ができるのか、各部員考えながら行動し、チャレンジする1年にしていきましょう!
写真は、観戦された保護者の方々から頂いたものです。2023年度は観戦の制限なく大会が行え、試合の度に保護者の方々の温かい応援やサポートを頂き、有難さを実感した1年でした。この場をお借りして感謝申し上げます。今年も1年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
ゴジラ 第一作(1954(昭和29)年)と桐朋女子 ―「平和への祈り」をめぐってー(1)
- 全校
現在公開中の東宝映画「ゴジラ-1.0」が世界的に大ヒット中です。昭和29年の「ゴジラ」から70年、国内実写版30作品目のこのアニバーサリー映画、全米に続き全英でも興行成績No.1を記録、勢いは衰えずと報道にありました。VFX特撮技術の凄さもさることながら、心を揺さぶる人間ドラマの部分も素晴らしく、「いのちへのリスペクト」という普遍的価値を礎に据えた作品です。この映画の評判が人々の口コミ(SNS等)によって広がっている事実も嬉しいことです。困難な時代に於けるささやかな希望を感じます。
先日、モノクロ版「ゴジラ-1.0/C」が新年1月12日から公開、と発表されました。明らかに白黒映画の初代「ゴジラ」へのオマージュですが、これを機に、桐朋女子と初代「ゴジラ」についての不思議なご縁を2回に分けて、概要と初公開情報のいくつかを紹介します。
冷戦下の1954年、アメリカによるビキニ環礁での最初の水爆実験や第五福竜丸被ばく事件を背景に製作された初代「ゴジラ」は、特撮担当(特殊技術:円谷英二)と本編担当(監督:本多猪四郎)がそれぞれ別々に撮影、統合して生まれた、特撮怪獣映画の金字塔です。同時に強い社会メッセージを世に問う戦後日本の象徴的作品として、今や誰もが知る存在です。
映画の後半部、自らが発明した水中酸素破壊装置「オキシジェン・デストロイヤー」をゴジラ退治のために使うことを依頼された芹沢博士が、科学者の良心から拒絶するシーンがあります。その時、博士の実験室に置かれた白黒テレビの画面に、ゴジラに破壊された東京の悲惨な光景が映し出されます(本多監督は9年前の広島・長崎と東京大空襲をイメージした、といわれています)。男性アナウンサーの声「本日全国一斉に行われました平和への祈り、これは東京から送られるその一齣であります。しばらくはいのち込めて歌う処女たちの歌声をお聞きください」と前後して、大勢の女子生徒たちが厳かに合唱する映像が歌声と共に流れます。
「〽やすらぎ(平和)よ ひかり(太陽)よ とくかえれかし いのちこめて
いのるわれらの このひとふしの あわれにめでて
やすらぎよ ひかりよ とくかえれかし 嗚呼」 (映画より採録)
惨状の映像と祈りの歌に深く心動かされた博士は、ある決意のもとに恐ろしい装置を使うことを決意する、という展開です。この合唱は映画の終幕場面でも流れ、水爆実験が呼び覚ましたゴジラの死へのレクイエムの趣があります。「平和への祈り(Prayer for Peace)」のタイトルでオリジナル・サウンドトラックに収録されています。
この重要なシーンに出演したのが今から70年前の桐朋女子の生徒たちです。撮影場所は「大講堂」と呼んでいた仙川の旧講堂でした。当時の桐朋生たちが大講堂で「平和への祈り」を歌う場面は、その後今日に至るまでゴジラが反核・反戦・平和を希う人々の逆説的なアイコンとなることを運命づけた、という意味で、世界の映画史上の決定的瞬間ともいえます。
当時の学校新聞からの引用です。「これはゴジラをして水爆の恐ろしさを広く知らせる風刺映画であるとの解説の後、撮影にかかった。本校生徒出演は人々の永遠の平和への願いを女学生が”平和の歌“にたくして合唱する部分であり、又初めてのことでもあるので、むれるような暑さの講堂は、終始緊張した空気にみちていた。(やまみず34号1954年10月13日)」(続く)
高3地理A 国際ユース作文コンテスト奨励賞受賞
- 高3
高3地理Aの授業では、毎年、国際ユース作文コンテストに応募しています。
この作文コンテストは、日本だけでなく海外からも応募があり、子どもの部(小学生・中学生)、若者の部(高校生1年生から25歳)に分かれて選考があります。
今年度のテーマ「若者がつくる平和な未来」において、取り組みが顕著であるとして、桐朋女子中・高等学校が学校奨励賞を受賞しました。高3緑の受講生のみなさま、おめでとうございます!
中学ミュージックフェスティバル
- 中1
- 中2
- 中3
12月19日(火) パルテノン多摩にて、ミュージックフェスティバル(MF)が開催されました。MFは中学3学年で開催される合唱コンクールです。10月ごろから各クラスで曲決めが始まり、約2か月間の練習期間を経て本番を迎えます。
どのクラスも練習の成果を存分に発揮し、演奏を届けました。また運営の中学執行部でも、早くから下見や準備を行い、昨年度を活かしたスムーズな行事運営ができました。MFという行事を通して、中学3学年ともに沢山の収穫があったことと思います。
ギター部・音楽部合唱班 校内クリスマスコンサート
- 全校
12月22日(金)に、ギター部と音楽部合唱班合同で校内演奏会を開催しました。ポップスからスタンダードナンバーまで、古今東西のクリスマスソングを披露し、来場した多くの生徒のみなさんにひと足早いクリスマスプレゼントを届けました。初めての合同イベントでしたが、是非次回は合奏にもチャレンジできればと思います!
中学1年 総合の時間 King’s Elyの生徒にNew Year Cardを贈ろう
- 中1
12月20日の朝。ケンブリッジ大学の近くにあり1000年以上も伝統があるKing’s Elyの生徒のみなさんから、紫全員に手作りのクリスマスカードが贈られてきました。
紫では、総合的な学習の時間「コミュニケーション〜伝える・聴く・つながる・協働する」の一環として《Christmas & New Year Card Exchange~King’s Elyの生徒にNew Year Cardを贈ろう》という企画を計画し、13日・20日の5,6限、各自準備作成となりました。一人一人のペアの相手に思い思いのカードを心をこめて作り、素敵なカードができました。これから発送します!写真は当日の作成の様子と完成したカードです。
高校2年関西旅行 5日目(最終日)
- 高2
楽しかった関西旅行もいよいよ最終日です。この日はクラスごとの活動となりました。和菓子作りや組紐作り、友禅染めなどに挑戦しました。作り終えたものは自分だけのオリジナル作品として大切なお土産となります。昼食を終え、沢山のお土産を手にしながら京都駅を出発し、17:27東京駅に到着しました。
この四泊五日の旅行を通じて、実際に足を運んで見たり、聞いたりすることで分かった発見が沢山ありました。また、寝食を共にした学年の仲間についても、さらに親睦を深め、沢山の貴重な体験を共有することができる良い機会となりました。さらに、現地で接して下さった方々の優しさや温かさを感じることが多くありました。ホテルや宿でお世話になった方々、見学先や拝観時にお話しや説明をして下さった方々、事前準備や旅行中様々な場面でサポートをして下さった添乗員の方々などの支えがあり、私たちは無事修学旅行を終えることができたのだと感じています。
今回の修学旅行で得た経験が、生徒に様々な感動や刺激を与え、今後の成長に活かされるのだと感じています。帰京時、東京駅で見た生徒の表情は旅行を通して一回り逞しくなった成長を感じる笑顔でした。
高校2年関西旅行 4日目
- 高2
関西旅行4日目の様子です。 今日は京都1日自由行動の日です。朝から降っていた雨は、生徒たちが出発する頃には小康状態となり、どの班も無事に出発することができました。とはいえ、事前に行動計画を立てているといっても見知らぬ街を散策するというのは思いの外に大変です。さて、生徒たちはどのような感想を持ったのでしょうか。
まずは1人目の感想です。
「今日は班別の自由行動でした。慣れない京都の街を仲の良い友達8人で散策しました。早朝から向かったのは伏見稲荷神社です。目の前に連なる鳥居は圧巻の光景で、朝から清々しい気持ちでスタートすることができました。次の場所に移動する途中にも京都ならではの街並みや、建物を堪能しました。お昼ご飯も美味しいものを食べ、お土産には八ツ橋も買えて存分に楽しむことができました!たくさんの観光客がいて、バスに乗るのも困難で、チェック地点に遅れそうになり清水寺の二年坂を猛ダッシュする羽目になりましたが、それも青春の思い出の一つです! あっという間に関西旅行4日目も終わってしまいました。最後の一日まで気を抜かず黄色のみんなで最高の思い出を作りたいと思います!」
続いて2人目。
「今日は色んな経験をしました。東京では味わえない食を口にしたり、京都にあるたくさんのお寺の歴史を見たり聞いたり盛りだくさんの一日でした。その中でも一番経験して良かったなと思うのは友人関係です。今日は仲良しメンバーで行動したのではじめは全てうまくいくと思っていました。しかし、計画通りにはいかないことも多くあってとても苦労しました。私は班のリーダーだったのでどうにかしなくてはと思っていたのですが、班の子が率先して助けてくれました。困った時すぐ大人に助けてもらえない状況で一緒に手伝ってくれる友達がいてくれたことがすごく嬉しかったです。また、普段より長く生活を共にしたことで全てを知っていると思っていた友達の知らなかったこと、良いところを多く知ることができて本当に良かったなと思いました。今日の経験をこれからの学校生活でも活かして残りの桐朋生活も楽しみたいと思いました。」
教員より。
関西旅行ではグループ分けはクラスの枠組みを外しておこないます。つまり、いつも一緒にいる仲良しメンバーで自由行動ができるのです。ですが、その分普段は見えてこない友達の一面を知ることもあります。そのようなときにどう行動するのか、「楽しかった」だけではない貴重な学びを得ることができたのではないでしょうか。さて、いよいよ明日は関西旅行最終日。最後まで気を抜かず、全力で楽しみましょう!
高校2年関西旅行 3日目
- 高2
関西旅行3日目の様子です。 今日は奈良から京都への移動日。午前中は奈良公園、午後はコースごとにわかれて見学をしながら京都へと向かいます。
奈良公園から南へと下って長谷寺へ向かうコース、京都の観光名所としてお馴染みの平等院や東寺、三十三間堂をめぐるコース、京都市を北上して三千院まで足を伸ばすコース。生徒たちは自らの興味に応じてコースを選択し、それぞれの思い出をつくることができました。
さて、本日も2人の生徒から感想をもらいました。
1人目はDコースを選んだ生徒です。
「今日は平等院と東寺に行きました。平等院は、期待通りのとても綺麗な建物でした。実際の10円玉と見比べてたくさん写真も撮りました!鳳翔館の中には合わせて52体ある雲中供養菩薩のうち26体が展示されており、それぞれ異なる楽器と表情がとても可愛らしかったです! 東寺では残ったもみじの紅葉と五重塔が最高でした!講堂の中にはガイドさん曰くイケメンだと有名な象に乗った帝釈天がいました。護摩木に傷病平癒や健康成就、学業成就をそれぞれ願いました。叶いますように😂 鹿もかわいかったよ。お煎餅がないと用がないみたい。。。」
2人目はCコースを選んだ生徒です。
「三十三間堂では、1001躰の仏像を見ました。一つ一つ顔がちがい、自分と似た顔がいると言われていますが、見つけられませんでした。でも、ちょっとタイプな仏像を見つけました☺️後ろの方の顔も検索システムでじっくり見ることができました。」
教員より。
何日も寺院をめぐる中でどうやら仏像を見分ける審美眼が身につきつつあるようです笑。仏教パワーにイケメンパワーが加わればまさに「向かうところ敵無し」といったところでしょうか。さて、4日目は京都での自由行動です。天気予報はあいにくの雨。また、いつにも増して観光客が多い12月の奈良京都ですが、黄色の学年の生徒たちならば、お互いに相談しあって臨機に対応してくれることでしょう。全てのグループの活動が充実したものになりますように。
高校2年関西旅行 2日目
- 高2
関西旅行2日目の様子です。
今日は斑鳩と西ノ京の見学です。天気にもめぐまれ、見て・聞いて・食べて…充実した時間を過ごすことができました。
そんな一日を生徒とともに振り返ります。
まずは生徒の感想から。
「法隆寺ではガイドさんから建物や仏像について多くの説明を聞きました。
日本史の授業で勉強したことのある内容を実際に自身の目で感じ知ることができ、より知識と理解が深まるとともに興味深い経験となりました。知識なく見たり聞いたりするよりもある程度知識を持った状態の方がより楽しく感じるのだと思いました。
法隆寺は薬師寺の色鮮やかな雰囲気とはまた異なり、落ち着いた雰囲気であるのに加え、“ずっしりとした重み”の趣で私的には最も美しく感じ、好きなお寺となりました。
また今回は、以前一度行った時とは異なる御朱印を書いていただくことができとても嬉しかったです。『篤敬三寶』。これは十七条憲法の第二条の文の切り抜きだそうで、美しくもしっかりとしたかっこいい文字でとても素敵でした。」
続いて2人目。
「本日は奈良のお寺巡りをしました。
薬師寺ではお坊さんが薬師寺の成り立ちから人生を前向きに捉える心得を教えて下さいました。思わず聴き入ってしまう楽しい話術に引き込まれました。昼食は釜飯のおこげが美味しく、お刺身や奈良漬け、山菜の茶碗蒸しもしっかりいただきました。
唐招提寺では千手観音像の修復に953本しかつけられなかったというお話をうかがいました。なので実際には953手観音像?でしょうか。私ならあともう10本つけたいところです。(^^)k」
教員より。
生徒たちのリアルな体験と感想は、きっと将来の選択につながっていくことでしょう。
薬師寺でお坊さんもおっしゃっていました。ここでの体験が将来の選択の可能性を高めると。
明日はどのような出会いが待っているのでしょうか。今から楽しみです。